ばくぼんのう

アクセスカウンタ

zoom RSS 秒速5センチメートル 感想

<<   作成日時 : 2007/03/18 23:14   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

一言で言うと、「で?」という作品でした。シネマライズにて鑑賞。

正直力尽きた感が否めない。尺的な物も然り。
短編で結ぶ長尺ものだと思うのですが、ということは「秒速5センチメートル」と冠した作品なわけじゃないですか?けれど、なんとも繋がりに欠ける感が満載。

この映画の見所がわからない。いや、わからないというよりは、画以外で魅せられるものがあったのか?
ともするれば、この映画は何かしらの精神的な部分での訴えるものなのか?
よくわからない。
短編の新海は輝いて見えるのに、漏れとしては作品の特徴として、「気が遠くなっていい・・・」という部類の監督だと思っていたものの、この作品で少し認識を変えざるおえない。
エンタメを捨てた、押井監督のストイックさ風味というか。
なに、これは映像美に感動すればいいのか?

一話の「桜花抄」これは起承転結がしっかりしてて、まぁこっ恥ずかしい物を除けばそれなり。
30分くらい

そしてこの一話をベースにして進む、二話「「コスモナウト」これが方向性としてわからない。
主人公の成長した人格を、思いを寄せる他者から見た視点で語る第二話という位置づけなのであろうが、それが機能するのは、結論的に言えば、第三話でなかろうか。
この二話において、主人公の描かれ方が、内面外面通して、存外に希薄であるということ。
うーん、ではこの映画は、主人公とヒロインの邂逅の話では無いのだとそこで気づくわけで。
彼女の事を想っている、主人公を、またその主人公の事が好きな他者から観るというものは、
切ない以外のなにものでも無いと思う。そんな二話ラストにて、種子島のロケットで二人の距離の莫大さが感じて終わるのであるが、それでも主人公の事を想うと独白する。
ここは少し気が遠くなっていい系の話にそれるのだけれど、本質としては異なっている。
蛇足というかなんというか。
20分くらい

そして、第三話「秒速5センチメートル」まぁつまり、時速5km。
この三話が、非常になんというか・・・。
再び逢う、踏み切りから、一曲を通じて、その間を駆け足で描き、またその踏み切りに終結し、
歩き始める。そんな演出だったんだけど、どうみても尻すぼみというか。
力尽きたんだろ?正直に言ってみなよ?ほらほら。そんな感じで受け取ってしまう。
現実的な作品と言ってしまえば、多少聞こえが良いのかも知れない。
すれた人間関係で疲れ果てる、主人公を見るの気分の良い物ではない。
泣ける人は、この山崎まさよしの曲中の描写で感極まる様で、前の女の人は泣いていたらしい。
確かに、感動するとしたら、このどーしょうもない感が漂うこの4分間なのだろうが、夢と現実の乖離とも言うべきか。
でもだよ、そんなベタな話の展開であるならば、いわゆるすれ違い的な。
どうしょうもない。の一言で済むのだよ。60分かけて描く内容では無い。

切れはし、切れはしの流れをかけ集めて、一本の物に仕上げる難しさというか。
そんなことを感じた。
それと、コピータイトル「どれほどの速さで生きれば、きみにまた逢えるのか」というもの。
この煽り文句の冴えなさに鑑賞後気づくのだが・・・。
劇場で配られていた、ライナーノーツ?フライヤー?
それの中に、新海からの言葉がある。
「観終わった後に、見慣れた風景がいつもより輝いて見えるような、そんな日常によりそった作品を目指しています」
矛盾してるだろ・・・。そんな爽やかなものじゃない。
それこそ、どうしょうもなかった事後の現実世界が残るだけではないか。
そんな主人公像に、意味がわからないなぁと感じた。

作りこみはとても丁寧で、間の描写等よく出来ていると画の部分では評価できる。
しかしアニメ映画として、別段アニメである意味を感じないというのは致命的でなかろうか。
漏れには合わなかったようで。

得点40点。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
秒速5センチメートル 感想 ばくぼんのう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる